【中の人に聞いてきた】Goods-Nのシニアコンサルタント職の実態

【中の人に聞いてきた】Goods-Nのシニアコンサルタント職の実態

監修者
野崎 耕司

野崎 耕司

株式会社トラックレコード 代表取締役 PR会社役員、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)での事業責任者・人事などを経て、2018年に株式会社トラックレコードを創業。DeNA在籍時には、急成長のメディア事業で複数の新規事業を立ち上げる。トラックレコードでも採用ブランディングのソリューション開発や、AIアプリ、求人プラットフォームなど複数の新規事業立ち上げを実施。

目次

この【中の人に聞いてきた】シリーズでは、私が実際に企業へお邪魔して伺った話を、そのままお伝えしています。求人票や採用サイトを読んでも見えてこない「この会社で働くとはどういうことか」を持ち帰ってくるのが目的です。

取材日:2026年8月17日

今回はGoods-Nです。シニアコンサルタントのポジションについて、45分ほどお話を伺いました。

【結論】話を聞いた感想を一言で

RPOという言葉から想像する「採用実務の代行」とは、仕事の位置がまるで違いました。引き受けているのは作業ではなく、その会社の採用責任者の役割そのものです。

なぜそう思ったのかを、以下の8つのブロックで紹介していきます。

  • 戦略から計画、実行までを一気通貫で担うこと
  • 取引先が人事担当者だけでなく、執行役員クラスにも及ぶこと
  • 1人の担当案件を絞り込み、作業時間や負担を会社として管理していること
  • 売上ミッションはシニアマネージャー以上が持ち、コンサルタントは採用への貢献に向き合うこと
  • 採用プロセスに生成AIを組み込み、仕組みごと作り替えるプロジェクトがあること
  • フルリモートで全国に社員が住んでいること
  • 副業・兼業も認められていること
  • 半期ごとに2〜3割が昇格し、グレード別の年収レンジが公開されていること

Goods-Nとは?

企業の採用を、戦略の設計から実行まで請け負っている採用コンサルティングの会社です。創業5年ほどのベンチャーです。

顧客の中心はコンサルティングファーム、SIer、インターネット系の企業です。年間数名の採用を支援するベンチャーもあれば、マネージャー以上を30名という規模のオーダーもあり、部署単位で数百名を採用する案件もあります。海外法人の日本人採用も手がけているそうです。

働き方はフルリモートが基本で、採用広報資料によると地方在住のメンバーが4〜5割を占めます。グレード別の年収レンジも公開されていて、Senior Consultantが900〜1,100万円、その下のConsultantが700〜900万円。上にManager、Senior Managerが続く構成です。

1. 採用の実務を代行するのではなく、採用責任者の役割を引き受けます

採用支援と聞くと、スカウトを何通送っていくら、月額いくらで実務を巻き取ります、というサービスを思い浮かべる方が多いと思います。

Goods-Nの仕事は、その手前から始まっていました。取引先は経営層が中心で、依頼事項の難易度も高いそうです。「こういう事業戦略だから、こういう人が欲しい。やり方も含めて考えてほしい」という依頼に対して、戦略から計画、実行までを一気通貫で担います。

そこから採用計画を立て、手法を決め、実行まで落とします。場合によっては採用計画そのものにも意見を返します。この人数をこの時期に採るのは無理があるので、社内の異動で組み替えられないか、といった提案です。

案件の入り方は2パターンあるそうです。大手企業でメンバーが複数入る案件のPMとして、顧客の課題整理からチームのマネジメントまで見るパターン。もうひとつは、中堅ベンチャーの一人人事のような立場で、全部ひとりで考えて実行まで持っていくパターンです。

ここで一番言いたいことは

「言われた通りに動く」役割がそもそも設計されていません。採用計画に意見を返すところまでが仕事なので、事業会社の採用責任者に近い経験がそのまま積めます。

2. 取引先は人事担当者だけでなく、執行役員クラスにも及びます

採用支援の窓口は人事部、というのが普通の形だと思います。

コンサルティングファームの案件では、事業部門のトップが窓口になります。そのため、事業の意思決定者と採用計画を握ることになります。

その人たちと採用計画を握り、手法を検討して、現場まで落とし切る。シニアコンサルタント以上には、この実務スキルだけでなく、経営層との折衝力が求められます。

採用するポジションも、最近は管理職・マネージャー以上が多いそうです。若手の採用を絞る企業が増えているためで、必然的に話す相手のレイヤーも上がります。

ここで一番言いたいことは

誰と話す仕事かは、身につく力をそのまま決めます。意思決定者と直接握る前提の役割なので、採用の知識より先に、事業を理解して交渉する力が問われます。

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3. 1人の担当案件を絞り込み、1社ずつにしっかり入り込みます

支援会社の仕事は、担当社数がそのまま負荷になります。同時に何社を持つかで、1件への入り込み方は決まってしまいます。

Goods-Nは1人の担当案件を絞り込んでいました。1プロジェクトは3〜4名のチームです。件数を絞るぶん、1つの案件に時間を使える設計です。

深く入り込むコンサルティングを実現するために、かける時間も会社として管理しているそうです。作業時間・負担を管理し、超過時にはアラートが上がる仕組みがあります。

ここで一番言いたいことは

深く入る仕事を、深く入れる件数で設計している会社です。時間や負担を会社の側で見ている仕組みが、現場の働き方を守っています。

4. コンサルタントが向き合うのは、売上ではなく採用への貢献です

評価の持ち方も特徴的でした。売上ミッションは、基本的にシニアマネージャーやディレクター以上が持ちます。コンサルタントが追うのは、お客様の採用活動における課題解決で、その成果にフォーカスします。

ここで一番言いたいことは

追う指標が売上ではないので、お客様の採用の課題を解くことに集中できます。

5. 採用プロセスに生成AIを組み込むプロジェクトがあります

ここからは、採用支援の会社らしくない仕事の話です。案件の中身を伺っていて、一番意外だったところでした。

この会社の案件で、いま一番変わった形のものを一言でいうと、

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