
【中の人に聞いてきた】アトラエのWevox事業のビジネスオープンポジションの実態

野崎 耕司
株式会社トラックレコード 代表取締役 PR会社役員、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)での事業責任者・人事などを経て、2018年に株式会社トラックレコードを創業。DeNA在籍時には、急成長のメディア事業で複数の新規事業を立ち上げる。トラックレコードでも採用ブランディングのソリューション開発や、AIアプリ、求人プラットフォームなど複数の新規事業立ち上げを実施。
「HR業界のこれからがおもしろい企業に転職するならトラキャリ」を運営してますトラックレコードのCo-CEO野崎です。
トラキャリ事業の責任者もしております。
この【中の人に聞いてきた】シリーズでは、私が実際にお客様とお会いして直接聞いてきた話を基に、その話を聞いた自分なりの気づき・意見・見解を組み込んで紹介しています。あくまでも私個人の意見が多分に含まれておりますが、それも含めてお楽しみください。
第2回はアトラエのWevox事業のビジネスオープンポジションについて、カスタマーサクセス・採用の魚住さん、中途採用担当の三次さんのお二人にお話を伺いました。
魚住さんは2020年入社で在籍6年目。前職は銀行というキャリアで、いまも顧客の組織開発の現場に立ちながら採用も担当されています。三次さんは今年5月にアトラエに入社されております。
アトラエとは?
「世界中の人々を魅了する会社を創る」をビジョンに掲げる、東証プライム上場のPeople Techカンパニーです。主力事業は求人メディアの「Green」と組織のパフォーマンスを高める「Wevox」を展開しています。
売上規模: 2026年9月期 予想 82.5億円(うちWevox 約41億円)
社員数:141名(2026年6月末)
YonY +30%超で堅調に伸びてます
【結論】話を聞いた感想を一言で
「ソリューションに制約を設けず、エンゲージメントをはじめとする組織課題を前向きに解決したい」人にとって、Wevoxのビジネスサイドポジションはいいぞ、と。
「エンゲージメントサーベイの会社」だと思って検討対象から外している人が多いと思うので、そこは全力で訂正したいです。
紹介するのは以下の3つ+おまけです。
- エンゲージメントを起点に、組織課題そのものに切り込んでいる
- 組織課題の解決に貢献できるなら、なんでもあり
- 事業開発人材として鍛えられる・挑戦できる環境にある
- (おまけ)クリエイティブなことが好きな人は、たぶんこの会社を好きになる
1. エンゲージメントを起点に、組織課題そのものに切り込んでいる
まず、Wevoxが何をやっている事業なのか、という話から。
Wevoxは「エンゲージメントを測るサービス」ではなく、「エンゲージメントを入口にして、その先の組織課題を解決するためのサービス」です。
エンゲージメントを9つの指標で可視化
エンゲージメントは、私なりのざっくり解釈は「働きがい」です。この会社で働いていて意味を感じられるか、貢献したいと思えているか。Wevoxはこれを9つの指標で可視化しています。
9つの指標でエンゲージメントを評価
で、ここが大事なのですが、エンゲージメントが下がっている組織には、必ずその原因になっている別の課題があります。評価に納得できない。上司との関係が悪い。事業の方向性が見えないなどなど。
Wevoxは、人の力で、このエンゲージメントに関わる課題を解決するサービスも提供しています。私の解釈では伴走型で、組織人事コンサルティングに近いところまで手がけている、と考えています。
データで症状を見つけ、経営層と問題意識や解決方針を合意し、人事と二人三脚で問題解決の伴走をする、現場の声を聞きながらPDCAサイクルを回す。
この3つのステークホルダーを巻き込み、サーベイを納品して終わりではなく、その先の組織課題を解くところまでを仕事にしています。
本気でエンゲージメントを"起点"にしている会社は実はユニーク
エンゲージメントサーベイを提供している会社は他にもありますが、エンゲージメントを起点・中心に据え事業の幅を広げている会社としてアトラエは非常に希少な存在ではないかと思います。
- 診断ツール系の会社は、複数のサーベイ機能の一つとしてエンゲージメントサーベイを提供しています。
- コンサル系の会社は、エンゲージメントを起点というよりは、もうちょっと広いアジェンダを対象としています。
アトラエはそのいずれとも異なります。
Wevoxはエンゲージメントを軸に2017年にサービスを開始し、すでに10年目。累計4,000社超・4億件超の回答データをエンゲージメント単体で積み上げています。
エンゲージメントは、組織課題の症状が最初に出る場所だそうです。Wevoxはエンゲージメントの、そのさらに奥にある組織課題そのものを解いていきます。
だからこそ「働きがいのある組織を増やしたい」という課題意識を持っている人にとって、これ以上ドンピシャな事業はなかなかないのだろうな、と思っています。
ここで一番言いたいことは
Wevoxはサーベイベンダーではなく、エンゲージメントを起点とした組織課題の解決に取り組むためのプロダクトであるということです。
2. 組織課題の解決に貢献できるなら、なんでもあり
Wevoxのビジネスサイドには、セールス(アカウントエグゼクティブ)、カスタマーサクセス、コミュニケーション、事業開発と幅広い職種があります。
例えばCSの仕事はこんな感じです。
普通のSaaS企業のセールス・CSは、だいたい手段が固定されています。基本は自社プロダクトで解けることを提案する。プロダクトで解けない課題は、守備範囲外です。
またいわゆるプロフェッショナルサービスにおいても、戦略的な理由からサービス範囲を限定的にするのは、比較的、自然なことです。
ですが、WevoxのCSは、その制約を設けていません。
すでに取り組んでいる代表例としては以下のようなものがあります。
- 役員向け研修・ワークショップにより、エンゲージメント低下の要因追求を行い、改善プランを設計する。
経営陣のマインドセットを変えなければ——ナガセヴィータはなぜ対話重視の「役員向けエンゲージメント研修」を実施したのか? | チームエクスペリエンスプラットフォーム 【Wevox(ウィボックス)】
- 顧客企業内にエンゲージメント向上のコミュニティーを設計し、そのコミュニティーを起点としたエンゲージメント向上に伴走
組織人事コンサルティングとの違いは、顧客企業が"自ら"組織課題を解決できるようサポートすることです。
セールスなら入社3年目で、エンタープライズ企業の部長、本部長、役員を巻き込み組織課題解決プロジェクトを推進したメンバーも。
新規機能開発に際し、ISがプロダクト開発チームとプロトタイプ営業に取り組んだ例もあるそうです。
繰り返しですが、エンゲージメント低下の背景には、評価の納得感、上司との関係性、経営への不信感、事業の先行きへの不安などがあります。
つまり、Wevoxのビジネスサイドなら組織構造の見直し、マネジメント育成、人事制度・評価制度の設計、チェンジマネジメントなど、あらゆる人事イシューに関われる可能性があります。
会社としても、サーベイを測っただけで終わらせず、「測ったあと、チームを変える」ための手段を全方位に増やそうとしていることが伺えます。その企業に蓄積されたエンゲージメントサーベイのデータ解析を肩代わりするAIもすでに実装されています。
現時点でのWevoxのサービスラインナップ
ここで一番言いたいことは
エンゲージメントという入口をきっかけに、その奥にある人事イシューの課題解決に関わる仕事に従事できるということ。難易度は高いと思いますが、自分次第で顧客への提供価値の幅を広げることができる仕事です。
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3. 事業開発人材として鍛えられる・挑戦できる環境にある
ここまで話を聞いてきて、Wevoxのビジネスサイドは、どのポジションから入っても事業をつくる側に回れるのが特徴だと思いました。
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